Nishi Saori
茎-kuki
2018年活動開始。
振付家、舞踊家、クリエイティブディレクターとして活動する
ニシサオリが主宰するコレクティブユニット。
2019年よりダンサーの内山絵海、清田鮎子、柴田美和が加わる。
作品ごとにダンサー、音楽家、写真家、デザイナーを交えて制作。

舞台や映像、インスタレーションを主に行う。

初めて制作したのは映像作品「At Last」

感情を海に置いていくという非現実なコンセプチュアルな作品を映像に残した。

茎-kukiという名前はこの作品を制作している時に浮き上がった言葉。

茎は根っこと花を繋ぐことから中心(居場所)、人と人を繋ぎ

植物や花、水、土、愛など生きている自然と共存し肉体を通して花を咲かせることを

コンセプトに掲げ名付けました。

内側で起こっていることを引き出し、感情を伴う動作や質感を探求する。

また現代社会や愛をテーマにあらゆる視点から切り開こうと発信している。

 

 

経歴

2019年1月若手の振付家が集うコンペティション

ダンスがみたい!新人シリーズ17で映像盤「At Last」を舞台化にして

発表、観客賞を受賞。

同年9月に神楽坂SESSION HOUSEにて茎-kuki旗揚げ公演

「less is more」、映像盤「at last」を発表。

2021年ダンスがみたい!23「新人シリーズ」受賞者の現在地2にて

「Love is swimming where it’s not safe or suitable」を発表。

 

 

批評

ダンスがみたい!「新人シリーズ17」 茎-kuki 「At Last」

ゆっくりと仰向けに冒頭シーンに引き延ばされたような時間が、全編無音で結がれる。
床を弾く音が効果的に使っていたことが強く印象に残る。
その浮遊感とぬめりのある動きを見ていると、身体自体が日常からかけ離れた「異型」へと変化するように思える。
個々がなすフォルムと全体なすフォルムがあり、とりわけ4人の身体がもつれあう後半は「個体」という概念自体がわからなくなってくる。
その意味でひとりが塊から抜け出し歩き去っていく結末は、象徴的だ。身体の異化により優れた効果をあげた作品と言えるだろう。

批評家 呉宮百合香